島を知る
甑島の基本
鹿児島本土から西へ30km。甑島列島は、上甑島、中甑島、下甑島と縦に連なる3つの島からなっています。2020年には、1.5kmを超える甑大橋が開通し、島の間を自由に行き来できるようになりました。本土からのアクセスも良く、高速船で最短50分。本土に日帰りで行ける、鹿児島でも数少ない島です。素朴な島の暮らしと、豊かな自然が残る甑島へようこそ。
DATA
(2020年国勢調査)
人口 | 面積 | |
---|---|---|
上甑島 | 1,862人 | 44.20平方km |
中甑島 | 186人 | 7.28平方km |
下甑島 | 1,935人 | 65.56平方km |
気候
甑島が属する薩摩川内市全体の年間平均気温は18.6℃。本土と比べると年間を通してあたたかいですが、海からの風があるため体感は気持ちよく過ごすことができます。とはいえ”常夏”ということではなく、冬はしっかり冷え込みます。防寒着や暖房器具はお忘れなく。また、年間を通して降水量が多く、毎年多くの台風もやってくるため、災害への備えも大切です。
上甑島・
中甑島
なだらかな山並みの上甑島。港もある里地域は、商店、郵便局、ATM、コインランドリーに飲食店と、生活にも便利です。里から車で15分ほどの中甑集落は、銀行や公共施設、大きなスーパーが並ぶ上甑島の中心地です。そのほかにも小さな集落が集まり、それぞれの地域の文化や言葉が色濃く残っています。そんな上甑島から橋でつながった中甑島にある唯一の集落が、漁港を中心とした小さな港町、平良です。車のない時代から残る細い細い路地と平屋が並ぶ景色が印象的な町です。
下甑島
断崖もあり、荒々しい山並みの下甑島。鹿島地区は、恐竜の化石の発掘でも注目されています。港があり、下甑島で最も人口が多いのが長浜地区。昔から様々な人を受け入れてきたあたたかさと開放的な雰囲気が漂います。下甑島の中でも南部に位置する手打地区は、白い砂浜の続く海岸線が美しく、穏やかな景観が印象的です。甑島を代表する観光スポット「ナポレオン岩」など巨大な岩や険しい山に囲まれた瀬々野浦地区は、まさに秘境。自然のエネルギー溢れる地域です。
交通
本土と甑島をつなぐのは、川内港からの高速船(1日2便)と、串木野新港からのフェリー(1日2便)です。いずれも島民割引を利用することができます。最短50分で本土へ行けるというアクセスの良さは、甑島の大きな特徴です。島内には、船の運航に合わせたコミュニティバスが走っています。しかし、本数が限られるため、マイカーでの移動ができると快適に過ごせます。
暮らしのライフライン
離島での生活で心配になる医療や、生活に欠かせないお店、銀行、郵便局、家族での移住で気になる学校など、暮らしを支えるライフラインについて地図にまとめてみました。甑島での生活をイメージしながらぜひご覧ください。